1. 無人航空機登録の義務化

いよいよ2022年6月20日より、航空法改正による「100g以上の無人航空機(ドローン)の登録義務化およびリモートID搭載の義務化」が開始されました。100g以上のドローンが対象になりますので、DJI製ドローンは全ての機種が対象ということになります。

登録制度やリモートIDについては、国土交通省作成の無人航空機登録ハンドブックで詳しく解説されていますので、よくわからないと思っている方は、まずはそちらを確認してください。(無人航空機登録ポータルサイトに掲載されています)

 

2. 内蔵リモートID対応機種

対応機種(2024年10月現在):

DJI Air 3S、DJI Neo、DJI Inspire 3、DJI Mini 4 Pro、DJI Air 3、DJI Mavic 3 Pro、DJI Mavic 3、DJI Mavic 3 Classic、DJI Mini 3 Pro、DJI Mini 3、DJI Mini2、DJI Mini 2SE、DJI Air 2S、Mavic Air 2、DJI Avata 2、DJI FPV

※今後発売される機種については対応となります。

3. リモートIDを機体に書き込むには

下記対応を全て満たす必要があります。

・ドローン登録システムでのリモートID有無を「あり(内蔵型)」で申請が完了し登録記号が発行されている。

・機体のGPS受信状況が良好な状態。

・DJI Flyを経由して、ドローン登録システムの情報と機体の情報を連携させる。

4. 機体へのリモートID書込み(インポート)方法

DJI Fly、機体、送信機が全て最新バージョンになった後は、いよいよリモートIDを機体に書込む(インポート)操作を行います。

以下の操作はインターネットへの接続が必要となります。

機体と送信機を接続し、DJI Flyを開きます。

カメラビュー画面右上の「一般設定メニュー」(…)をタップします,「安全」をタップして画面を下にスクロールします,「無人航空機システムリモートID」をタップします。

その後、「無人航空機システムリモートID」または「UAS登録番号」という項目が表示されるため「インポート」をタップします。

 

Androidの表示

iOSの表示

 

DJI FPV/DJI Avata 2の場合:

Goggles とスマートフォンを接続して確認します。

 

 

DJI Neoをスマートフォンのみで利用する場合:

 

インポートをタップすると、国土交通省航空局にログインする画面に遷移します。接続している機体のSN(シリアルナンバー=製造番号)が自動的に表示されますので、「ログイン」をタップします。

ドローン登録システムのログインID・PWを入力し、「同意して連携」をタップします。

ドローン登録システムの情報と機体情報が連携されることで、機体にリモートIDが書込み(インポート)されます。

「インポートしました」と出てきたらDJI Flyを確認しましょう。

「無人航空機システムリモートID」または「UAS登録番号」の項目に「インポート済」と表示されていればOKです。

国土交通省航空局から、リモートID情報登録完了のお知らせのメールも届きますので、そちらも確認しましょう。

お疲れ様でした。以上で機体へのリモートID書込みは終了となります。

 

※本記事で掲載したDJI Flyの画面や名称は、今後バージョン変更に伴い変わる可能性があります。

※リモートIDや機体登録など、ドローン登録システムでの手続きに関するご質問は、無人航空機登録ヘルプデスクへご質問ください。

※リモートIDや機体登録の「よくある質問」はコチラからアクセスできます。